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週刊コラム 第10回



快適歩行は人間の原点 足・靴・歩行―その9
 スタッフ 岸本 竜士

今回のテーマは「偏平足」(へんぺいそく)です。今回は最も多い「外反偏平足」といわれる足に絞って話をしていきます。典型的な臨床所見は、@荷重時の踵骨の外反、A距骨頭の内下方への落ち込み、B内側アーチの低下、C前足部の外反外転変形となりますが、皆さんが自分でチェックする場合には、

  • 立った状態で土踏まずの部分に横から指を入れ、床についていない部分が足の横幅の半分以下の場合。
  • 立った状態で踵の内側よりも外側の方にお肉がついている場合。

    この二つに当てはまれば「外反偏平足」の可能性が高いといえます。また、動作障害としては、爪先立ちや片足立ちの不安定性なども現れます。

    しかし一番の問題は、足が疲れやすく、長距離歩行がつらくなるということでしょう。第二次世界大戦時は歩兵の徴兵検査で土踏まずのチェックが重要視されていました。何故疲れやすくなるのかというと、正常な足と比べて、歩行時に身体を前方に押し出すためのテコとしての役割が弱くなるためです。簡単に言うとバネの伸びきった状態ということです。

    尚、歩き始めの子供の足は擬似偏平足といわれ、骨の構成はまったくの正常です。子供のときに裸足で地面を踏みしめて歩くことにより強靭で健康な靭帯や腱が発達します。(特に大事な時期は4〜5歳までといわれています。)ヨチヨチ歩きの小児に絨毯の上を靴下で歩かせるような状態は避けましょう。

    当店で作成することの出来る「スーパーフイート」は外反偏平足の方が使用すると歩行時のテコの役割が助長され、疲れにくくなり、パワーやスピードもアップするなどの利点が現れるため世界のトップアスリート達に広く愛用されています。



  • 週刊コラム 第9回



    快適歩行は人間の原点 足・靴・歩行―その8
     スタッフ 岸本 竜士

    今回のテーマは鶏眼、「魚の目」です。どちらも限局性の角質増殖ですが、たこは皮膚が外に厚くなるのに対し、魚の目は皮膚に食い込んでくるのが特徴です。

    よって、歩くたびに魚の目の芯が神経を圧迫し強い痛みを伴います。魚の目にもかなりの種類があり、足の裏、ゆびの間、ゆびの背、爪の中など、それぞれ魚の目の性質が違い、10種類にも及びます。

    多くは靴による強い圧迫のためにゆびが締めつけられることが原因です。圧迫する靴のままでは削っても根本的治癒は望めません。自分で削っている人がいますが、芯をほじくりだそうとして深く削りすぎ、消毒が不十分なためにバイ菌が入り、足やリンパ節の炎症を起こす可能性があります。魚の目に関しては絶対に自分で削ったりしないでください。自分で削ったりしないほうがいいのには、もうひとつ理由があります。

    魚の目だと思っていた物が、実は「ウイルス性のイボ」ということがあるからです。ウイルス性のイボは、削ったりするとほかにも感染し、広がってしまいます。足の裏に出来るウイルス性のいぼには、芯の真ん中に黒い点がありますが、見た目がかなり魚の目に近く、間違われることも多いので気をつけてください。

    中高年の方では、動脈硬化や糖尿病と関係していることもあります。動脈硬化の場合には足の血行不良から、糖尿病では末梢神経の障害から、タコや魚の目ができやすくなるからです。靴などの原因が思いあたらないときには、こうした病気も疑い、検査を受けてみてください。  



    週刊コラム 第8回



    快適歩行は人間の原点 足・靴・歩行―その7
     スタッフ 岸本 竜士

    今回のテーマは胼胝(べんち)、つまり一般に言う「たこ」です。たこも出来る場所によって種類が変わってきますが、今回は「足の裏に出来るたこ」についてお話します。「たこ」には血管も神経も通っておらず基本的には痛みはありません。たこが痛いという理由で来店される方は、たこを削っていくと中に魚の目が潜んでいる場合がほとんどです。

    しかし、やはり見た目が悪いという理由で来店される女性が多いですね。
    では、「たこ」とは一体何なのでしょうか?
    皮膚はその存在場所や用途、働きによって形態を変化させる性質をもっています。体毛や毛髪は体の弱い部分を守るためにできた皮膚の派生器官であり、爪も指先で物を強く握るためにできた皮膚の角質化の一種です。

    足裏のたこの場合は、足の裏の皮膚が何らかの理由でこすられることによって起こる皮膚にとっての防御手段です。(運動選手などの手のひらできるたこも同じ性質のものです)また、同じ足の裏でも皮膚の分厚い部分には「たこ」はできづらく、皮膚の薄い骨の直接当たる部分にできやすいようです。

    たこの出来る理由としては足に合わない靴、足に悪い靴、歩き方、足や脚の構造的変化など様々です。 靴のアドバイスとしては、ハイヒールはできるだけ履かないようにすることと、歩いているときに靴の中で足が前にずれない靴を選ぶということです。「たこ」は削れば無くなりますが、その原因を改善しない限り再生します。

    また、安易に削ってしまうと細菌が入りやすく危険ですので
    当店のフスフレーゲコースのご利用をお勧めいたします。

     


    週刊コラム 第7回



    快適歩行は人間の原点 足・靴・歩行―その6
     スタッフ 岸本 竜士

    皆さんは自分の足のサイズを知っていますか?
    ほとんどの人が足長(23.0cmなど)のサイズは知っていても、足囲・足幅(EやEEなど)の正確なサイズを知っている人は少ないでしょう。日本の靴にはJIS規格で様々なサイズが設定されており、男性用の靴でAからGまでの10種類、女性用の靴でAからFまでの9種類の足囲が設定されています。

    全ての足長に対して揃えていくと、男性用で210種類、女性用で144種類にもなります。すべて揃えようとすると在庫で店は倉庫になってしまうので、足囲のバリエーションには目をつぶり、足長のみの品揃えとなります。そのかわり、色やデザインは豊富に揃えます。

    回転率を上げるためにメーカーも限定されたサイズ分しか作らない。作ったところで問屋は発注してくれないのだから。

    例えば、23,5cmのEと表示されている女性靴は足囲(足ゆびの付け根の周囲のサイズ)は231mm、足幅(足ゆびの付け根の幅のサイズ)は95mmとなります。足囲225mmの本来Dサイズ足の人がEサイズの靴を履くと、歩くたびに足が前にすべり、それにより踵が脱げそうになり、足長が大きいのですべるのではないかと勘違いし1サイズ小さい靴を買ってしまい、様々な疾患を引き起こす要因になります。

    靴型のバリエーション不足こそ、最大の問題なのではないでしょうか?
    現代人の足の病気のうち、遺伝性のものはごくわずかで、圧倒的に多いのが合わない靴を履き続けたためのものといわれています。次回からは、合わない靴を履いたために起こる代表的な足部疾患を紹介していきます。



    週刊コラム 第6回

    快適歩行は人間の原点 足・靴・歩行―その5
     スタッフ 岸本 竜士

    今回はウォーキングにおけるスニーカー選びのポイントについてお話します。まず、ウォーキング用に作られているスニーカーがあれば、その範囲内で選んでください。ウォーキングシューズはある程度の重さがあり、靴が振り子の役目をし、最小のエネルギーで歩ける設計になっています。

    なお、テニスシューズやランニングシューズ、バスケットシューズなどはそれぞれのスポーツ用に設計されていると考えたほうが良いでしょう。気に入ったスニーカーを見つけたら、手にとって次のことをチェックしてみましょう。気に入ったスニーカーを見つけたら、手にとって次のことをチェックしてみましょう。
    @ シューズを縦に折り曲げた際、足ゆびの付け根の部分でのみ曲がること。
    靴の真ん中で曲がる柔らかい靴はだめです。
    A ヒールカウンターが硬く、しっかりしていること。
    かかとの部分を横から握ってみてください。つぶれてしまうものは×。
    B 最後にシューズを横にねじってみて、直角以上にねじれないこと。

    次に靴のサイズですが、メーカーによって靴のサイズには、ばらつきがあるので数字よりも自分の感覚を大切にしてください。しかし、ゆび周りに横や上からの圧迫があったり、ゆび先に10ミリ以上のゆとりがない場合はその靴は足に合っていません。

    横からの圧迫がきつい場合は、足長より足囲のサイズを変えるようにしましょう。靴下の厚みもフィットのポイントになりますので主に着用している靴下を履いて選んでください。

    しかし、あまり厚い靴下は避けたほうが賢明です。
    厚い靴下は、足が靴の中で動いてしまう原因を作ります。
    最後に靴紐をしっかり結び、できるだけ歩いてみましょう。
    歩行による靴のブレ、足に痛みがでる、踵が脱げそうになる、などが無ければ大丈夫でしょう。

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