| 「週間宝石」7月8日掲載 |
体を支える足からSOS その歩みに異常あり!
−機能的足底板で体のバランスを修正−
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「外反拇指をはじめ、足の変形はハイヒールを履く女性特有の問題だと思っていたら大間違い。1年のほとんどを革靴で過ごすサラリーマンにとっても、例外ではないのです。」
と話すのは女性のO脚矯正を中心に行い、足の異常が引き起こすさまざまなトラブルを指摘する簗
田織絵先生だ。O脚の矯正の仕事に携わるなかで、体全体の土台は『足』である、という思いは強まるばかりだという。
「 特に問題になるのは、『過回内足』『外反足』という足の異常です。これはO脚に悩む女性だけでなく、老若男女多くの人に見られる異常なのです。足が疲れやすい。足首や足裏に痛みが出る。足裏にたこができる。外反拇指などの症状は、まさにその典型といえるでしょう。」
立つと足の内側のアーチがぺったりと落ちてしまう人は、この足である可能性が高い。また、アーチはあってもくるぶしの下に、もう1つ骨の出っ張りがあるようなら要注意だ。
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簗田織絵(やなだおりえ)
1967年北海道生まれ。北海道大学卒業後、東京医療専門学校にて鍼灸マッサージ科、教員養成科卒業。針灸師、按摩マッサージ指圧師国家資格取得。東京医療専門学校非常勤講師。O脚X脚矯正専門店「京子プロポーションクリニック」技術主任として、若い女性の脚の悩みに答え、「美脚Lesson」(主婦の友社)の監修に携わる。
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足首の下には、足根骨という7つの骨が並んでいる。『過回内足』とは、立っているときや歩いているときに動く距骨下関節が、回内という動きを強く起こし、この足根骨の配列が崩れてきて、内くるぶしの下方に足根骨が出っ張ってくる状態をいうのだ。さらに、これがひどくなって、立ったときにかかとが倒れ込んだ状態が『外反拇指』だ。
このような状態は、歩くときに足の裏にかかる体重の移動ラインが内寄りに変化してきて、足裏のアーチを強く押しつぶしながら歩くことになる。つまり、足裏の筋肉や靭帯を引き伸ばし、アーチが低下し扁平足になる。
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また、アーチが強くつぶれ下に落ちるぶん、親指の付け根で蹴り出すときに、より強い力を必要とする。そのためこの部分の負担が足裏のたこや痛み、外反拇指を引き起こす。ヒールを履かない男性にも外反拇指が起こるのはこのせいだ。
この『過回内足』や『外反足』の問題は、足にとどまらない。「足根骨の配列が配列が内方へ崩れていくと、その上の脚全体にも内まわりの動きの起こし、膝頭が内側を向いたり、骨盤が傾斜して腰のエビ反りが強くなります。背中が丸まる、顎が前へ突き出る・・・など、姿勢全体が悪くなり、腰痛や肩こりまで引き起こす可能性があるんです」(簗
田先生) |
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放っておけば、ますます進行し、完全に元通りになることは難しいというから厄介だ。その打開策といえるのが、足の筋肉を鍛えることと、機能的足底板(オーソティクス)によって足裏を支え、歩行を強制することが挙げられる。
後者の機能的足底板は、靴の先進国・アメリカの、足専門医である足病医らによって開発されたものだ。一人ひとりの足の状態に合わせて作られる中敷きで、「足の眼鏡」といえる。
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この足底板によって、体の土台である足を正しく支え、足の機能を十分に発揮する歩行を手に入れること。これは足のトラブルだけでなく、体全体のいろいろな愁訴を改善する手がかりになるはずだ。
男なら足場を固め、地に足つけて行きたいところだが、最近の景気にあっては、この足元もすくわれ、崩れることなかり。このあたりで強い味方を手に入れて、自分の歩みを見つめてみるのはどうだろう。
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