少し前に、残念ながら死産になられた方のもとに、トコちゃんベルトの装着指導に伺いました。
妊娠したら、誰もが無事な出産を迎えるとは、残念ながら限りません。
予期せぬ悲しい結果を迎える場合が少ないですがあります。
初期の流産に関してみてみると、全妊娠の10%程度が初期流産となっていると言われており、けっして珍しい事ではありません。
どちらの場合もそうですが、妊娠という身体の変化がおきているので、リラキシンというホルモンが分泌され、やはり骨盤は緩むのです。
そして、妊娠が中断しても、その緩みがすぐに元に戻るわけではありません。
ですので、流産、死産であっても、「産後」ととらえて、骨盤のケアをいていく必要があると思います。
流産の場合は、そうは手術をする場合が多いですが、これも身体にとっては出産と同じような経験です。死産の場合は、週数によりますが、赤ちゃんがある程度大きい場合、通常のお産と同じように、子宮口を開き、陣痛を起こし、産道を通って産まれてくるので、まさに出産なのです。
ですから、骨盤のゆるみが、しばらく続く事は十分考えられるのです。
流産、死産を経験された方も、その後ゆっくりと休息をとり、しばらくトコちゃんベルトを装着する事をお勧めいたします。
かく言う私自身も、実は、6年前に妊娠満6ヶ月での死産、昨年6週での初期流産を経験しています。
(この間に、現在4歳の子が生まれています。)
無事に生まれてくることが、どんなにすごいことなのか、身をもって感じました。
流産や死産した場合、本人も、周りも「何が原因だったのか?」「何が悪かったのか?」と考えがちですが、実は原因がわからないことの方が多いといわれています。
私の場合、死産した時、へその緒の一部が細くなってしまっていたので、赤ちゃんがお腹の中で動いているうちに、たまたまへその緒がねじれてしまい、酸素や栄養が行きにくくなってしまったのではないか、事故のようなものだ、といわれました。
(病院で妊婦検診を受け「元気です」といわれたわずか二日後「あれ、胎動が少ないかな?」と感じ、4日後いよいよ不安になり超音波を受けた結果、赤ちゃんの心臓が止まっていたのです)
先日、死産された方をお伺いした際は、自分の時のことがまざまざと思い出され、お話をしながら私のほうが涙があふれてきてしまいました。
もう6年も前で、自分の中で一つのピリオドをうっていることですが、話しているとふいに涙があふれてきます。これはきっとずっとそうなのでしょう。
無事にお産を迎えている人を見て、「どうして私だけ?」と思う事もありました。
しかし、悲しい体験ではありますが、私は、短い間でもお腹の中に宿ってくれた赤ちゃんが、いろいろなことを教えてくれた気がしています。
赤ちゃんは、私を悲しませる為にきたのではなく、私に何かを与えてくれる為にお腹の中にやってきてくれたんだ。
そう思えるようになるまで時間はかかりましたが、今ではその思いを大事にしています。
お腹の中で亡くなった赤ちゃんが与えてくれたものの一つが、実はトコちゃんベルトです。
この時の妊娠中に、ふとしたきっかけでベルトと妊産婦整体を知り、講習会に行きました。
それが今に繋がっている事を考えると、とても感慨深いです。
話が少しそれましたが、流産や死産をされた方にも、是非トコちゃんベルトを使っていただきたい、骨盤を整えていただきたいと切に願っています。
それが、次の妊娠出産へ向けての第一歩になる、と私は考えています。














